雨の松江



 夜行バスで出雲へ行きました。大阪は天気が少し悪いくらいでしたが、松江は大雨で一時はどうなるかと思いましたが、松江から一畑電車出雲大社へ行った時にはもう雨がほぼあがっていました。一畑電車はかなりシブイ私鉄です。朝早かったせいか、人は少なく気持ちよかったです。




 出雲大社伊勢神宮なんかに比べると、そんなに敷地は巨大ではありません。そこここに神話をモチーフにした石像があって面白いです。有名な巨大な注連縄も見て、満足です。でも肝心の社が工事中で仮のものしか見られず残念です。
 出雲大社の側には博物館のようなものがあって、これはかなりよくできた施設でした。大社の歴史や神話などを詳しく紹介していました。



 出雲と言えば、そばです。割子そばという、三段重ねのそばです。そばもとてもおいしかったですし、そば湯というのはこんなに美味い物だったかと思わされました。
 出雲大社駅は、レトロでいてモダンな建物です。ステンドグラスがかわいい駅舎です。時刻表示がかっこよすぎです。



 出雲大社から松江に戻り、玉造温泉へ。とにかく移動に時間がかかるのと、電車も一時間に一本ペースなので、アクセスを考えないと時間が無駄になってしまいます。ここではバスが大活躍です。それにしても交通費がかかります。
 玉造温泉では玉井館という旅館に泊まりました。古い建物ですが清潔で親切でいい旅館でした。温泉は源泉ということで温度は日によって違うらしく、今回はちょっとぬるかったです。でも温かさが持続するあたりは温泉の威力かもしれません。食事もおいしかったです。温泉街の雰囲気は城の崎ともちょっと似ていて、川が真ん中に流れていて両脇に旅館が建ち並ぶという体です。しかし城の崎に比べると観光地として整備されておらず、人も少なくそういう雰囲気が好きな人にはいいかもしれません。淋しいと言えば淋しいです。





 二日目は足立美術館に行きました。ここは庭園が有名で、手入れの行き届いた美しく雄大な庭園を見ることができす。また、選ばれた高価な絵画をゆっくり見ることができます。人もそんなに多くはなく、展示品も多くはないので、ゆっくりと見られるのが魅力です。
 足立美術館からバスでJR安来駅に出て、JR松江駅に戻ってきました、松江城小泉八雲記念館などを見学しました。松江はそんなに大きな町ではないのですが、歩いて一周するには広く、レイクラインという松江市内を周遊するバスが走っていて、主な観光スポットはこれで回ることができます。
 帰りは再び長距離バス。夜の10時前に新大阪に着きました。