見事な生き様
本田宗一郎―やってみもせんで、何がわかる (ミネルヴァ日本評伝選)
- 作者: 伊丹敬之
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 単行本
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単純に知らなかったこととして、トヨタの豊田佐吉と本田宗一郎が同じ遠州出身ということ、ホンダが同族経営を嫌って、宗一郎の子どもを会社に入れず、弟も途中で退社していること、世界でヘンリー・フォードやエンツオ・フォラーリ、フェルディナント・ポルシェと同レベルで尊敬されていることなどを知りました。
技術の前に思想があるというのは魅力的な考え方だと思いました。また、宗一郎の人間的な魅力がよく書かれていて、こういう人に出会って育てられた人たちは幸せだったろうなと思います。結局どんな大企業でも、最後は働くというのは人と人のつながり以外ないのだろうと納得しました。