天才か。

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

 あいかわらず読ませます。浦沢直樹ストーリーテラーというのはこういう人を言うのだろうかと感嘆しながら読んでいました。僕は手塚マンガはアニメのしかも再放送世代なので、実はあまり原作の手塚作品は読んでいません。この作品の元になったマンガも読んでいないのですが、特に支障はないようです。読んでいればもっと楽しめる部分もあるようです(解説などによると)。世界観としては、『火の鳥』の未来編なども彷彿とさせますし、竹宮恵子の『地球へ…』なんかも思い出しました。アメリカの大義なきイラク戦争への強烈な風刺も含みながら、ぐいぐいと読者を引き込んでいきます。一気に読んでしまいました。