ようやく全巻読破しました。ううむ、達成感(笑)。「ともだち」は時間が少年時代で止まってしまったんでしょうね。何となく分かる部分もあります。僕も(あるいは誰でも?)完全無欠の少年時代などなくて、どこかに心の引っかかっていることがらがあります。しかし大抵はそれは自分の中でうまいことごまかされてしまいます。でも「ともだち」はできなかったんでしょうね。ある意味あわれです。それだけにケンジのやさしさにぐっときます。1974年生まれの僕には、このお話の舞台はちょっとずれていて、ちょっとだけ残念。