ラフマニノフ」を観ました。ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの生涯を扱った映画です。ソ連より亡命後、アメリカで成功を収めつつ、作曲ができなくなってしまった苦悩を描いている「現在」に、ロシアで過ごしている時代のセルゲイの過去がフラッシュバックするように挿入され、それが「現在」の謎解きにもなっているというような構成です。しようとしていることは分かりますし、挿入されている音楽も美しいのですが、たぶん、ラフマニノフの音楽を一度も聞いたことがないという人には分かりにくい作品なのではないかと思いました。まあまあの作品、名作とは言えません。