大学時代の指導教授より葉書が来ました。内容は「本を出版しました」というお知らせでした。『
古事記』をまるごと読む、とても面白い本です。直接教えを受けた僕は特にすいすいと読み進めました。大学時代には『
記紀』を読み込んでは系譜を書く作業をしていたことを思い出します。『記』を「理の書」と位置づけ、系譜の操作による『記』が目指した編纂意図を探っていきます。外部の資料に頼らず、なるべく内部の論理によって本を読み込んでいく姿勢は、僕が一番影響を受けたことだと思います。
「
種村有菜」がとてもいいと主張する人がおり、「じゃ、貸して」と言ったらたくさん貸してくれました。『
神風怪盗ジャンヌ』は
ジャンヌダルクの生まれ変わりである女子高生が主人公の物語です。神の使命として悪魔を封印する仕事をしています。絵もきれいだし、ストーリーもよく考えられていて、読みやすかったです。ちょっと
トーン貼りすぎとは思いましたが。それにしても神話や伝説、物語は
サブカルチャーが担ってくれていますね。